テニス

ふくらはぎの肉離れは、有酸素運動で回避できる。

トレーナーとして、テニスと言えばまず思いつくのが、ふくらはぎの肉離れです。これはテニスにおけるケガの“代名詞”。テニスのように速い動きを無酸素性のエネルギーだけでやると、乳酸がふくらはぎに溜まり、筋肉がこわばって、その状態でムリをするとふくらはぎの故障につながります。それに比べて、体脂肪を燃やす有酸素性のエネルギーを使うと、筋肉に乳酸が溜まりにくく、ふくらはぎをやわらかく保つことができます。これが、テニスで体脂肪を燃やすことの第一のポイント。そしてもちろん、一試合を通じて、肩や体をひねってボールを打ったり、走ったりするスタミナを維持できるのも、体脂肪を燃やす有酸素性エネルギーが供給源だからこそできることなのです。

体脂肪を燃やす有酸素性エネルギーが供給源

試合も練習も、1時間を目安にヴァームで“チャージブレイク”。

テニスの試合で、ヴァームを飲むタイミングは、まずセット間のインターバル。そこでヴァームを1本。汗を多くかいたら水分補給にヴァームウォーターを。さらに、テニスの場合、試合時間がどれだけ長引くかわからないため、ゲーム開始から1時間を目安に、ヴァームに加えヴァームゼリーも補給するようにします。この摂り方はトレーニングに応用できます。練習前にヴァームを1本飲んだら、その後は約1時間サイクルで、“チャージブレイク”を取るようにします。ここは休みが必要だ、と練習で体得しておけば、本番でもタイミングがうまくつかめるようになるでしょう。

体脂肪と筋肉量の相関関係をふまえたウエイトコントロールを。

あの杉山愛選手は、ウエイトコントロールにも熱心に取り組んでいます。確かにテニスは、A地点からB地点までを、限られた時間で、いかに速く到達できるかを問われる競技ですから、体が重いと不利な面もあります。ただしウエイトコントロールについては、あくまでも体脂肪量と筋肉量の相関関係が重要。いくら体重が軽くなっても、筋肉が減ったのでは意味がありません。減らしてもいいのは、余分な体脂肪。だからこそ杉山選手は、ヴァームを活用しているわけですね。

監修  吉永 孝徳
1966年福岡生まれ。
大学(国際武道大学)では野球選手として活動。卒業後は、スポーツ選手の心身に対する理解を深め、トレーニングなどへの応用に取り組むためにインディアナ州立大学院に留学。アメリカのNATA公認アスレチックトレーナーと日本体育協会公認アスレチックトレーナーの資格を取得。アメリカンフットボールのトレーナーとして、'96年、'98年、'02年の3度にわたる日本社会人王座、また、'99年イタリア、'03年ドイツで開催された第1回と第2回アメリカンフットボールのワールドカップでは、代表チームのトレーナーとして優勝に貢献した。現在では、オービックシーガルズにヘッドトレーナーとして所属しながら、さまざまなスポーツ分野のトレーナーとしても、個人・団体・チームを問わず幅広い指導にあたっている。