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大山 志保
試練を通して見えてきたもの。
それは、新たな成長への予感。
大山 志保
2008年12月、全米ゴルフツアーの出場資格テスト:通称Qスクールに見事合格し、念願の米女子ゴルフツアーに参戦した大山志保プロ。しかし、一昨年からの肘の故障が悪化し、現在は治療とリハビリを続けながら、完全復活へと準備を進めています。大山プロが語る現在の心境、そしてケガという試練の中で見えてきたものとは?

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今年は挑戦と同時に、試練の年だったと思います。はじめてのアメリカツアーはいかがでしたか?
大山志保昨年のQスクール通過の時点では、今年中に優勝は無理でもある程度の成績は残せるという自信がありました。ところが、Qスクール直後に肘が痛みだして、それが今まで感じたことのないほどのものでした。ツアーのスタートは2月ですが4月には一度帰国し、治療にあたりました。その後痛みが引きツアーに戻りましたが、左肘をかばうようにしていたせいか、やがて右肘にも痛みが出てしまいました。自信があったショットも、両肘に負担がかからないようにツアー途中にスイングを変えたために、以前のフィーリングがわからなくなっていました。本当は早い時点で休んでおけば良かったのですが。結果が出ないことを肘のせいにはしたくなかったので、スイングをいろいろ工夫しましたが、それが余計に負担をかける一因となってしまって…なかなか昨年までの感覚が戻らず、悪循環でした。時には立ち止まる勇気も必要だと感じましたね。
苦しいことが続いた?
いえ。事実、肘のことがあったにしても、とても勉強になった1年でした。たとえば、得意なショットでランキング7位に上がったこともありました。アメリカでは韓国勢をはじめパワフルな選手が多いので、練習でもすごい音を響かせています。最初はわっ凄い!って思いましたが、実際にコースに出ると、ショットでは今まで回った中では私が一番だと自信が持てました。反対に、パッティングは悩まされました。日本とは確かに芝も違いますが、その影響というよりはラインも読めていない状態でした。
ただ、振り返ると私自身の目標――これはまだ秘密ですが、最後の2試合でクリアすることができました。その目標は自分にとってはアメリカでの優勝に匹敵するほどの大きなものだったので、達成できたことで80%満足のゆく年になりました。今でもそのフィーリングが残っていますが、それが嬉しくて。来季はそれをどう進化させようかと、新たな目標が見えてきたところです。
その具体的な内容は…まだ秘密ですか?
ヒミツです(笑)。

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